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観劇記・劇団どろ「受付」

28日、劇団どろのアトリエ公演「受付」を観ました。

私、劇団どろさんの芝居は20年以上のブランクがあります。また「受付」という脚本についても予備知識はありません。別役実さんについては=不条理演劇という大雑把な知識がある程度です。そんなツウでもない男の観劇記。

どろさんの新しいアトリエ。ず~っと昔に行った大開通りの怖い稽古場と違い、鉄人28号像から南へ一直線、新長田アスタくにづか5番館!2階の広い一室。
50席くらい?が満席になりました。約20分のピアノ演奏のあと「受付」が開演。

上手に机。「受付」というプレートとダイヤル式電話機、筆立てなどが置いてあり、女が座っています。そこへ男。会話の中でここは神経クリニックとわかりますが、受付の女は男をきちんと「受け付け」ず、カンポジアやらバングラデシュへのカンパ、角膜移植、献体等を次々と勧めます。え?混乱と不安、理不尽に追い詰められる男…。

なるほど不条理でブラックな劇ですが、セリフは軽く日常的。ストンとこちらに入ってきます。客席の反応も極めて良く、冒頭から大きな笑い声が続きます。舞台主役二人はウケに励まされるようにドンドンはまってゆきますが、ウケるからといって悪乗りすることはありません。
気がつけば女役・ななしの康子さんの淡々たる芝居と男役・北勝成さんのフツーでシャイな演技が妙な現実感を醸し出し、キチンと「受付」成立となりました。

「どろんこ塾修了公演」ということでした。失礼ながらうまい俳優さんとは言いませんが、お二人とも素の味わいは深く、何よりキッチリ魅せました。この芝居、テンション上げてドタバタ風に仕立てる劇団もあるでしょうが、私はこの「淡白でシリアスな味」が好きです。これが合田演出なのでしょうか。

午後10時、不思議な余韻で家に帰るとテレビで「沖縄普天間基地問題」のニュース。
デジタル・ネット時代。社会の上澄みは変わっても、まるで変わらない政治そして日米安保…。私たちはほったらかしにしてただけなんですね。

劇団どろとリアリズム演劇。ほったらかさず45年…。新しいアトリエからの歩みが始まっています。

by とりあえず管理人
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プロフィール

ヒョウゲキキョー

Author:ヒョウゲキキョー
  
兵庫県劇団協議会のブログです。
2010年現在12劇団が参加しています。直近の公演のお知らせ、役者の稽古場リポート、観劇の感想、ひとりごと等をごっちゃり掲載される予定…デス。
閲覧された方もどんどんコメントくださぁ~い。

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